2013年4月8日月曜日

主に神学ブログ 4

冬眠明けでまだ頭がぼんやりしている時にこのブログを紹介してしまっていいものか、ちょっと迷いましたがブログ主は(多分)温厚なお方でしょうから、お許しくださると思います。

のらくら者の日記

ブログ主とはまだ実際にお会いしたことはないとは言え、ネット上で親しくさせていただいていますので、その意味では客観的な紹介が難しいとも言えます。

てなことを書きましたが、実際はこと神学に関し、特に英語圏の神学事情、更に特に英国のそれに関しては幅広い知見と見識を持つ方です。

さて筆者がこのブログを何かの拍子に発見し、その後購読するようになってから大分経ちます。
紹介のため調べてみたら開始しなさったのが2008年1月のようです。
ブロガーとしてはかなり先輩です。

カテゴリーをご覧になれば分かるように守備範囲が広い。
クワガタの飼育やギターのこと、クラシック音楽についての造詣が深く、よくぞここまでと言う感じです。

政治や社会など時事問題についても時折鋭い指摘のエントリーがあり驚くことがあります。
と言うかいかに筆者自身がこれらの問題に対して日頃無関心・不勉強であるかを反省させられてしまいます。

筆者が最初にこのブログを読むようになった時、背景画像はブログ主の書斎であり、部屋一杯の書棚に蔵書が埋まっていました。
とてつもない読書家なのだなー、と漠然とした印象を持ったことを思い出します。

実名は出ていませんのでこのブログ主は一体誰なのだろう、果たして筆者の知っている人なのだろうか・・・、などと記事のテーマや傾向などから推理して楽しんでいました。


オックスフォードのウィクリフ・ホールご出身と言うことでどうやら自分が名前を知っている人ではないな、と思いながらエントリーの中に度々N.T.ライトのことも出てくるので、思い切ってメールを出してみようと思いつきました。

ちょうど3年前のことです。

ご好意で筆者の主宰する「N.T.ライト読書会」のことをブログで紹介してくださるなどそれ以来度々お世話になるようになりました。
「神学」のカテゴリーで検索して頂くとそのお世話のほどが幾分かお分かりになると思います。

筆者がこのブログで楽しんでいることの一つは、ブログ主の留学時代の恩師たちの人物描写です。
恩師たちへの敬慕の念、そして彼らの学識と人柄の織り成す人物像が温かいタッチでよく伝わってきます。

著作は読んでいても実際に面識のないこれらの主に英国の学者たちのバイオグラフィカルなエピソードを知ることはとても有益です。
筆者にはそれがとても役立っています。

恩師たちを描いた資質はまたブログ主の神学・思索との取り組みにも反映している様に思います。
それはやはり英国の持っているいい意味での保守的で経験に裏打ちされた知性を大事にする傾向ではないかと(勝手に)推察しています。

なお時折舌鋒鋭い(辛辣な)記事にも遭遇しますが、それらの記事の背景には是々非々をはっきりさせようとするブログ主の熱意があると思っています。

そのような物言いのできる「硬派」なブログの筆頭ではないかと、かかる資質の貧しい筆者としては読みながら反省している次第です。

と言う訳で今後もますますのご活躍を期待したいと思っております。

物足りない紹介で失礼しました。

2 件のコメント:

  1. のらくら者2013年4月10日 2:54

    小嶋先生。「床屋談義の域を出ない」、「読みたい人だけが読めばいい」をモットーとする極めて不親切な拙ブログを取り上げて下さり恐縮至極に存じます。足らないどころか、過分なご紹介に汗顔の至りです。行き当たりばったりで書き殴っておりますが、よろしければこれからもご笑覧下さい。私は先生のブログの再開(?)をとても楽しみにしております。特に「ライト読書会」・「神学遍歴」・「米国留学時代」などのカテゴリーの更新を期待しております!

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  2. ○○先生、わざわざコメントありがとうございます。本当は「神学」関係の記事を幾つかピックアップしてご紹介できればよかったのですが、絞りきれませんでだらだら紹介になってしまいました。
    期待もいただきありがとうございます。加齢による集中力の低下によってなかなかトピックを思いつくことも、それについて書ききることも面倒になってきています。
    一応再開しましたが、暫くは「様子見」でお付き合いください。

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