2013年8月27日火曜日

(4)主に神学ブログ⑤

このシリーズ前回④、「のらくら者の日記」を紹介したのが4月8日だから大分経ってしまった。

これは今後は更に難しくなって行くことを予感している。

かてて加えて、他にも幾つかブログを抱えていたり、第2回N.T.ライト・セミナーの準備等で、このブログの更新がままならなくなってきている。

それに加えて2、3ヶ月前、午前3-4時頃に目が覚めていたのが(それで大分ブログ記事を書いたりする時間が出来ていたのだが)、ここに来て起床時間が遅くなり、具合悪いことに(主に)午前中であったり、午後であったり何の気なしに少し目をつぶっていたりすると、そのまま「一眠り」って言うことが増えてきた。

まっ言い訳はそれ位にして本題に入る。

今回取上げるブログは自然神学・環境・経済と言う大変視野の広いものです。

当然筆者の今回の主な関心は『自然神学』にあるわけですが、今回このブログを取上げようと思った直接の記事は、パネンベルグからクレイトンへです。

最近は余り読んでいないのですが、神学の中での筆者の関心領域の一つは「自然神学」です。
殆んどエントリーはありませんが、このブログを始めた頃、有神論的世界観と『被造世界』の科学的解明、などと言う大それたタイトルの記事を書きました。

その頃はこの記事が「人気の投稿」のトップを独走していました。(あーあ懐かしい。)

この記事では筆者はパネンバーグと英語読みしていますが、「自然神学・環境・経済」ではパネンベルクと多分ドイツ語読みなのでしょうね。
20世紀、特に1970年代以降は、自然神学再考の動向が顕著になった時代であり、それは現在から未来への広がりを予感させている(本ブログもこの動向の 一端を担っているわけであるが)。その動向の一つの中心を形成しているのが、バルトやブルトマン世代以降のドイツ語圏のプロテスタント神学を牽引した神学者の一人であるパネンベルクである。
と紹介されていますが、確かに自然神学が近代の実証科学の飛躍的進歩に対して後れを取ってきていたのを少しでも取り戻そうとしている一人がパネンバーグなのだと思います。

興味深いのは、筆者にとっては少し古い方との印象のあるパネンバーグの他に、ナンシー・マーフィーの名が挙がっています。

彼女についてはまだブログで取り上げたことはありませんが、
Nancey Murphy, Beyond Liberalism & Fundamentalism
は自然神学の領域ではありませんが、「リベラリズムと根本主義の二項対立の図式」を科学哲学的素養から分析している好著ではないかと思っています。(書評のレベルにも至らない多分に印象的なコメントであることをお断りしておきます。)

そしてフィリップ・クレイトン。
個人的には彼の著作は一つも読んだことはないが、METANEXUSを購読してきた者には聞きなれた名前だ。プロフィール

さて「自然神学・環境・経済」ブログだが、欧米の研究動向を知る一つのアンテナとして有用なサイトかと思う。(何て偉そうに聞こえる言い方は慎むべきだろうが・・・。)

このエントリーを書いたおかげで、筆者がこの方面も関心があることを再確認し、いつの日かまた「自然神学」分野の本にチャレンジしよう・・・と言う動機付けになったらいいなー。

《追記》
どうやらミーちゃんはーちゃんと知り合いになったのはこの有神論的世界観と『被造世界』の科学的解明という記事からであることを再度確認(コメント・セクション)。 

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