2010年7月14日水曜日

ライトによる福音書

開始から毎日綴って来たこのブログもついに途切れるか、と思っていました。

ちゃんとしたエントリーでなければお休みした方が良いのか、何でも良いから続けた方が良いのか。

で、選択は後者になりました。

既に「福音」について3回ブログ・エントリーしました。
  • 「誰の福音」
  • 「何の福音?」
  • 「二つの福音?」
今回はこの解説を書いている筆者の理解が誰の影響から来ているか、タネ明かししたいと思います。

N.T.Wright/トム・ライト・・・英国国教会ダーラム司教区の主教、現代最も著名な新約学者

右側の「Myサイト」や「マイブログリスト」にライト主教に関係するサイトが紹介してあるのでわざわざ紹介することもないかと思いますが、このブログだけを読んでいる人のために念のため。

ライト主教は「キリスト教起源と『神』の問題」(Christian Origins and the Question of God)というシリーズで既に三冊の大著を著していますが、二冊目となる「イエスと神の勝利」(Jesus and the Victory of God)で主に共観福音書(マタイ、マルコ、ルカ福音書)を参照しながら、
①イエスがどう言う人物(預言者類型)であったのかを造形し、
②イエスの取った行動(神の国宣教の開始から十字架刑までの道程)がどのような意図(マインドセットと行動目的)によるものであったか、
③当時のユダヤ教(『第ニ神殿期ユダヤ教』)と言う時代と文化背景
をキャンバスにして大きな絵を描いています。

学者さんたちがしている研究ジャンルから言うと、「史的イエスの探求」と「福音書研究」と言うことになるかと思いますが、何と言っても二つの福音で書いたように、「一体いかにしてキリスト教が発生し、発展できたのか」と言う歴史的な問いかけが根底にあります。それで研究の全体をまとめるキーワードが「キリスト教起源」なわけです。

キリスト者が普通に「(新約)聖書を読む」のと、学者たちが専門的知識や方法論を駆使して“解釈する”のとでは大きな隔たりがあります。
ブログではなるべくその落差を感じさせないように書きたいと思っています。
しかし脚注や引用をしないのでこれらのブログエントリーが筆者のオリジナルなものではないことをここで予め示しておきたいと思いました。

どうぞ関心のある方は
①ライト主教の「紹介・入門」及び何本か私が翻訳した論文を参照したい方は「NTライト読書会」の方へ
②英語を苦にしない方はNTWrightPage.Com へ
どうぞ。

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