2011年9月2日金曜日

今日注文した本

円高傾向が続いています。
また本を買うチャンスだなー、と暫く色んな本を眺めていました。
適当な本が見つかるとアマゾンのウィッシュ・リストにためておくのです。
 
夏の間はさすがになかなか本を読む気力もなかったのですが、秋が近づくにつれてそろそろと言う感じになってきました。
それで今日になって注文を入れました。
 
と言うわけでどんな本を購入したか紹介しましょう。

最初の本 
Larry W. Hurtado, Lord Jesus Christ: Devotion to Jesus in Earliest Christianity.
は、前々から目を付けていた本です。フルタド(発音は正確ではないかもしれません)は最近エジンバラ大学を定年退職した著名な新約学研究者です。初期キリスト教史における重要な歴史的神学的問題である、「初期キリスト教におけるイエス崇拝」を論述する本です。 
Michael J. Gorman, Inhabiting the Cruciform God: Kenosis, Justification, and Theosis in Paul's Narrative Soteriology.
は、米国の新約学者(特にパウロ研究や最近では黙示録研究)ではもう中堅に位置する方です。「クルシフォーミティー」と言う造語(?)を使い出したのがゴーマンかどうかは定かではありませんが、彼によればその定義は、
“Cruciformity”—from “cruciform” (cross-shaped) and “conformity”—means 
conformity to the cross, to Christ crucified. Cruciformity is the 
ethical dimension of the theology of the cross found throughout the NT 
and the Christian tradition. Paradoxically, because the living Christ 
remains the crucified one, cruciformity is Spirit-enabled conformity to 
the indwelling crucified and resurrected Christ. It is the ministry of 
the living Christ, who re-shapes all relationships and responsibilities 
to express the self-giving, life-giving love of God that was displayed 
on the cross. Although cruciformity often includes suffering, at its 
heart cruciformity—like the cross—is about faithfulness and love.
となっています。筆者の関心はこの「クルシフォーム」と言う視点です。
 
John Stott, The Cross of Christ.
は、つい最近天に召されたジョン・ストット師について記事にしましたが、そこで書いたように筆者は彼の本を一冊も読んでいないことを改めて思わされ、遅ればせながら一冊読んでみようと思い探していました。ストットの「この一冊」は何冊か候補があったのですが、その中でもこの近刊のものを読むことにしました。
 
John Howard Yoder, Body Politics: Five Practices of the Christian Community Before the Watching World.
は、最近参加するようになったヨーダー読書会の「イエスの政治」が終了した後を受けて次の一冊の候補になっています。この本は『社会を動かす礼拝共同体』として東京ミッション研究所シリーズから出ています。邦訳も持っていますが小冊子なので原著も購入しておこうと思いまして・・・。
 
John M. G. Barclay, Obeying the Truth: Paul's Ethics in Galatians.
は、目下礼拝でガラテヤ書を講解中なのでそのためにも、と思い、最近よく名前を聞くジョン・バークレー(ダーラム大学)にも興味があったので購入しました。
 
Christian Smith, The Bible Made Impossible: Why Biblicism Is Not a Truly Evangelical Reading of Scripture.
は、最近話題の本で混沌と言うか混乱の中にある「福音主義のアイデンティティー」の根幹をなす「聖書の権威」に関わる社会学的な研究のようです。ジーザス・クリードのスコット・マクナイトがこの本について連載中です。(終了したかかな?)
本が到着するのは九月の半ば頃でしょうか。楽しみに待っています。

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