2013年5月24日金曜日

5月24日は何の日だ?

当ブログ「大和郷にある教会」の正式名称は、巣鴨聖泉キリスト教会。

先日の「フープン・チャーチ案内」でも少し説明したが、インマヌエル綜合伝道団から離脱してできた「聖泉キリスト教会連合」に所属する。(簡単な経緯についてはこちら

と言うわけで当教会は「アルミニアン・ウェスレアンの流れを汲む単立キリスト教会」 なのであります。

このウェスレアン(あるいはウェスレヤン)の語源が、ジョン・ウェスレー(1703-1791)と言う18世紀の英国国教会にありながら信仰覚醒運動を展開した伝道者なのであります。

で、「5月24日は何の日だ?」ですが、このジョン・ウェスレーが「心温まる経験」をした日であり(1738年5月24日)、彼にとっての「福音的回心」の記念日とも言える日であります。

ウェスレーはこの日のことをこう日記に書き記しています。(冒頭だけ)

In the evening I went very unwillingly to a society in Aldersgate Street, where one was reading Luther’s preface to the Epistle to the Romans. About a quarter before nine, while he was describing the change which God works in the heart through faith in Christ, I felt my heart strangely warmed. I felt I did trust in Christ, Christ alone, for salvation; and an assurance was given me that He had taken away my sins, even mine, and saved me from the law of sin and death.
 (※彼の回心体験がどのようなものであったかについては藤本満師の「『アルダスゲイト』解釈をめぐって」という論考があります。)

まっこの「アルダスゲイトの回心」が余りに有名で、その中身については一般には余り考えないでしまいますが、やはり彼の文化歴史的背景と個人史に即した「体験」として捉えないと、一般的な「回心体験」の枠にはめて理解したと思ったらそれはちょっと違うんではないかな・・・とは思います。

もちろん共通要素はあるわけですが。

(同様なことはパウロのダマスコ途上での体験を「回心」と呼びならわすことにも言えると思いますが・・・。)

さて後はおまけ。



筆者も良くは知りませんが、ジョン・C・ライルが書いた、Christian Leaders of the Eighteenth Century (1869)の「ジョン・ウェスレー」の章を朗読した動画(静止画)です。

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